欅坂46の話題沸騰のデビューシングル、「サイレントマジョリティー」について歌詞の考察をまとめました。
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「サイレントマジョリティー」という言葉には「発言はしないが現体制を支持している多数派」という意味が含まれているんですね。
直訳すると「静かな大多数」です。
欅坂46の「サイレントマジョリティー」は「みんなとおなじでいいの?」という非常に強烈なメッセージソングになっているんです。
人が溢れた交差点をどこへ行く
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「人が溢れた交差点」という唄いだしでもうピンとくる人も多いはずです。
そう、みんな同じ方向にむかって歩いているよね、でも。という感じが推測できる入り方です。
似たような服、似たような表情、つまり個性がなくみんな右に習えになっているんじゃないかという、現体制に対しての疑問の提示です。
そしてついに言い放つんですね、「なにを躊躇する!ためらうな!」と。
先行く人が振り返り、列を乱すなと言うけどその人はきちんと崇高な意志をかかげてやっているようには見えないんですね。
次も強烈です。はじめからあきらめたら生まれてきた意味がない!と。
これはすごいですよね。
こういう強烈なメッセージがある曲に、センター平手友梨奈の鋭い眼光が冴えています。
ちょっと存在感ありますもんね。
どこかの国の大統領が言っていた
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さて、つぎです。
どこかの国の大統領が「声をあげないものたちは賛成している」と言っているというんです。
そう、これこそサイレントマジョリティーなんですね。声をあげないイコールサイレントです。
ものたちイコール複数形ですね。これが多数派ということです。つまりマジョリティですね。
One of themというのはこのサイレントマジョリティーの群集のなかのひとりということです。
つまり意志をもたず体制にただ従っているだけの人間ということです。
君は君らしく、というのはひとつ前の歌詞と同じですね。
未来は君たちのためにある、というのは若い世代が非常に共感しそうな部分です。
誰かの後を付いて行けば傷つかない
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さて、ラストです。
ここで印象的なのは「群れが総意だと ひとまとめにされる 」というフレーズじゃないでしょうか。
群れが総意っていうところは、自分が自分ののろしをあげたとしても群れのなかにいたままじゃ意味がない、というニュアンスがありますよね。
つまり、個性を打ち出すならば、群れから脱出しよう、というところまで言及しているんですね。けっこう激しいですよね。
そして最後のフレーズです。
「夢を見ることは時には孤独にもなるよ 誰もいない道を進むんだ」
そう、そういうことですよね。先駆者は「君」自身なんだよ、ということですよね。
「先行く人」はいないのだから。
おわり
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