ちょっと昔までは、とても1,000万円台で新築マイホームを購入するなんて、ものすごくむずかしいことでした。
田舎に行けばなんとか実現できたかもしれませんが、都心に通勤したりすることを考えた場合は、なかなか大変なことだったんですよね。
それが今では、低コスト住宅の普及に伴いアパート並みの家賃で夢のマイホームを建てようとキャッチフレーズを打ち出し、新築で家を建てる人が倍増しました。
各住宅会社も空き土地があると整備を行い土地+建物で販売をどんどん開始しています。
少し道を走るだけで、至る所で家を建築中という光景が当たり前のようになってきました。
こうなってくると、自分たちもマイホームを建てたいと!と思えてきますよね。
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販売価格のチラシを見てみた
販売価格のチラシを見ると
- 土地+建物 3200万円
- 土地+建物 3000万円
- 土地+建物 2800万円
なんて価格がザラに載っていますよね。
今回お伝えしたいのは、1000万円で家を建てる方法。
上記のような価格では、出鼻をくじかれて何もしないまま終わってしまいます。
チラシだけ見て、私たちには叶わない夢だわ…と落胆してしまいますよね。
もちろん、銀行の審査を受けて借り入れ額に余裕があればどんどん建ててください。
もし、それが出来ないのであればより一層家づくりについて真剣に考えてください。
かならず家を建てることは出来ます。
あとは、家づくりのことをどこまで学び理解しているかで理想の家を建てられるかどうかが決まってきます。
そもそも新築1000万円は可能?
では、そもそも1,000万円で家が建つのでしょうか?
結論から言えば、1,000万円の住宅は建築可能ですが、ある程度、妥協しなければいけない部分もあります。
オールステンレスは良い?
妥協してよい部分には、まず水回りがあります。
水回りを展示現品でそろえたり、ランクを一番下まで落とす方法があります。
例えばクリナップでランクを一番下に下げた場合、ラクエラという商品になりますが、ミドルクラスのクリンレディとの違いは、ラクエラは木製キャビネットでクリンレディはオールステンレスのキャビネットです。
確かにオールステンレスの方が良い品物ですが、一昔前のキッチンは全て木製キャビネット(タカラ除く)でした。
実家のキッチンを思い浮かべて頂ければ分かりやすいと思いますが、木製キャビネットのキッチンでも20年以上利用可能です。
ステンレスやホーローの最高級のシステムキッチンを導入したとしても、20年以上経過すれば型落ちして古さを感じるようになります。
お金に余裕がある人はリフォームしますし、もちろん壊れるまで20年でも30年でも使い続けることもできます。
木製キャビネットだからといって、10年~20年前後で壊れるような品物ではありません。
外壁板
外装版もその1つです。
ケイミューの光セラや親水セラ、パワーコート、ニチハのマイクロガード、ハイパーコート、ソルガード等など、外装板には沢山の種類がありますが、一昔前の外装板にそんな機能はありませんでした。
一昔前の外装板は、厚み12mmでただ塗装してあるだけの商品でした。
今みたいに、太陽の光で汚れを浮かせ雨で洗い流す機能などありません。
例えばケイミューの一番下のランクを選ぶと、14mmの親水コートになります。
紫外線から守るコーティングは付いていませんが、雨で汚れを落とす機能が付いています。
また、ケイミューの光セラやニチハのハイパーコートを選んだとしても、結局のところ15年~20年後に手入れをしなければいけません。
建具、床材
建具、床材はどうでしょうか?
建具は一番安いメーカーを使いましょう。
安いメーカーといえば、「永大産業」「LIXIL」「ノダ」あたりになると思いますが、どれもデザイン的にも性能的にも良い商品です。
工務店・ハウスメーカーによって安く仕入れができるメーカーが異なります。
必ず確認しましょう。
床材に関しては、ノンワックス品ぐらいであれば問題無いと思います。
また、A品の高グレード商品でも、廃盤予定であれば、半値前後で手に入ることがあります。
色やデザインが合えばおすすめです。
廃盤品は将来困るという人がいますが、現行品も5年前後で商品が入れ替わるので心配無用です。
1000万円のマイホームでも妥協してはいけないこと
それでは、妥協してはいけない項目です。
妥協してはいけない項目は2つです。
基礎工事
まずは、基礎工事です。
基礎工事や地盤改良等の家の強さを補強する工事は絶対に妥協してはいけません。
何の為に家を建てるのか?
家族を守り、幸せな時間を家族と共有する為に家を建てます。
地震大国日本で家の強さを疎かにするなど論外です。
材木
次に材木です。
材木を全てグリーン材で建築すれば価格は落ちますが、グリーン材で家を建てると木の収縮や木が痩せてしまうことで、ボルトが緩んだり、壁紙の四隅が破れることがあります。
土台などは桧の1等品や2等品(正寸ではない品物)で十分かと思いますが、梁桁・母屋など、構造躯体には「KD材」や「集成材」を使うようにしましょう。
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きっと、家づくりを進めるあなたのお役に立つことができますよ。